プレスクールのための先進地視察~愛知県~
世界の人々のためのJICA基金事業
プレスクール事業
先進地視察~愛知県~
2024年1月14日(日)~15日(月)
福島県から6名参加:
こおりやま日本語教室3人
日本語サークル伊達ニティー1人
蓬莱日本語教室1人
いわき日本語教室1人
郡山始発の新幹線で出発
(遠方に住む2名は名古屋前泊)
(遠方に住む2名は名古屋前泊)
視察を受け入れてくださった団体
愛知県犬山市「NPO法人 シェイクハンズ」さん
愛知県豊明市「認定NPO法人プラス・エデュケート」さん
愛知県豊田市「特定非営利活動法人トルシーダ」さん
ご協力に感謝いたします。
報告
子どもの集中が切れないように
歌ったり踊ったりする要素も取り入れていました。
プログラムの順番が参考になります。
教室内を見学
教材は黒板に手際よく貼れるようにマグネットがついていました。
お子さんの名前カードの後ろにもマグネットが付いていました。
生徒さん一人一人に補助者がついて
丁寧な指導がなされていました。
視察を受け入れてくださっただけでなく
プレスクール終了後に
交流会まで設定していただきました
農園で採れた野菜をふんだんに使ったお味噌汁(八丁味噌!です)
サツマイモのスイート
ホウバ寿司
そして
ブラジルの揚げ物(じゃがいもと鶏肉)コシーニャなどなど
昼食を取りながら
散在地域の状況と
集住地域の取り組みとお互いの情報交換をしながら
交流することができました
このような機会をいただきまして
松本さん
松本さん
ありがとうございました。
2024年1月15日(月)
先進地視察②
『NPO法人プラス・エデュケートは、
国籍やルーツ、人種や性別などに左右されない、
すべての子どもたちが質の高い教育を受け、
夢を実現できる社会の実現を目指し活動しています。』
豊明市は人口約7万人で外国籍住民は約3000人とか
郡山市は人口約30万人で外国籍住民3000人です。
視察に参加していたメンバーが住んでいる伊達市の場合
人口約7万人で外国籍住民は約400人とか。
豊明市の外国籍住民は
なんと
ベトナム、中国、フィリピンが多いそうです。
その点は福島県のケースと似ていました。
外国人集住地域の豊明市では公的支援で日本語教育が充実してきました。
来日したばかりの児童生徒のための
プラクラスがあり
3ヶ月間
集中して日本語初期指導に取り組むそうです。(全ての小中学校の生徒対象)
在籍校での居場所がなくならないように、給食には学校に戻り
午後は在籍校で過ごすそうです。
その移動手段はタクシー
その交通費は
愛知県からの補助だそうです。
午前中しっかり4時間の
初期指導の3ヶ月のプログラムは
完成していて
教材もプラスエデュケートさんの
自作教材を使っているそうです。
大蔵先生の
日本語学級に
ワークを増やしたような教材でした。
小学1年生の国語の教科書を使った
読解の勉強をしているクラスでは
導入の前に
語彙カードで練習
語彙シートで定着をはかり
それから国語の教科書を読んでいました。
3ヶ月後に
在籍クラスで一緒に日本語で
授業を受けられるようにすることを目指して日本語プログラムを開発したそうです。
実績が評価されて
委託に繋がったそうです。
代表の森さんがアテンドしてくださいました。
お忙しいところ
対応していただき
ありがとうございました。
プラスエデュケートさんは
子どもの日本語初期指導の
専門家集団です。
11月の研修会でプレスクールについて研修会講師を務めてくださった
トルシーダ伊東さんの活動を視察させていただきました。
豊田市駅まで車で迎えに来てくださり
保見団地の「あの壁」も案内していただきました。
壁を使って、壁をなくす。
アートで保見団地に国籍を超えた交流
次に団地内のスーパーも案内していただき、ブラジルの食品をお土産に購入しました。
群馬県の太田市とは全く雰囲気が違いました。
太田市にはたくさんのブラジルのお店があり、町中ポルトガル語で溢れていました。
保見団地は
日本人人口が減り、
いつのまにか団地にプラジル人が増えていたそうです。
今では
団地の住民の半数がブラジル人だそうです。
幼稚園が終わってから
保護者が次々子供たちを送ってきます。
教室の後ろには
水筒入れ
ジャンバー入れ
リュック入れの籠が準備されています。
テンポよく学習が進みます。
学校が会場なので
体育館も使えます。
軽快な笛の音に合わせて
紐をつかんで一列になって体育館まで移動。
体育座りの練習や
鬼ごっこ
玉入れをして
数の数え方の練習などをしました。
新幹線の時間の都合で最後までは
見学できなかったのですが、
たくさんのことを学ぶことができました。
11月の研修会で一緒に歌った
あいうえおの歌も歌えました!
今回
会場には
ブラジル人心理士の方が参加していて、
なかなか馴染めない児童とその保護者の相談に乗るそうです。
いろんな方と繋がって
活動されていました。
伊東さんは
団地や学校で
いろんな方から声がけされていました。
団地の中には
ブラジル人が経営している介護サービスもあるそうです。
プレスクール事業
だけでなく
多文化共生の活動を見学できました。
伊東さん
ご案内ありがとうございました。
❤❤❤
駆け足でしたが3団体の活動を見学させていただくことができました。
配布物の渡すタイミングや
子どもの反応によって
活動に差ができた時の対応など
学ぶことがたくさんありました。
プレスクールを開催する際の
参考にさせていただきます。
見学を受け入れてくださった皆様
ありがとうございました。