高校進学(進路)ガイダンス主催者交流会

高校進学(進路)ガイダンス主催者交流会

1月13日(日)
会場:新宿コズミックセンター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こおりやま日本語教室は昨年からこの交流会に参加し始めた新参です。

今年は東京での開催ということで、参加者約130人。
関東圏プラス
福島、山梨、静岡、石川、大阪

①特別報告
山梨県・千葉県における進学状況の報告

千葉県の発表により
関東地区での入試をめぐる2つの考え方について深く考えさせられました。
○神奈川・東京都の考え方
定員内であれば、日本語力が十分でなくても合格させ、その後も高校でサポートもしている。
ただし、中退も多い。

○千葉県・埼玉県などの考え方
その高校の日本語の授業についていける者のみを入学させる。日本語力があるので高校進学後のサポートは必要がないという考え。
特別枠を設けながら、受験生全員が不合格の高校もあった。3名受験して合格者0名(2014年)

このように
外国人に配慮した特別枠受験制度といっても、かなり地域の考え方に開きがあり、驚きです。

 

 

 

 

 

また分科会では
神奈川の高校における多文化教育コーディネーター・サポーターの派遣について参加しました。

神奈川県教育委員会との協働事業です。

フロアーから
この取り組みによって
中退率に変化が見られたか?という質問がありましたが、統計などは取っていないとのことでした。

検証をしていくことが
望ましいですね。
中退率だけでなく
生徒の声も大事だと思います。サポートによって学校生活が豊かになっていることと思います。

神奈川は高校進学ガイダンスも多文化共生教育ネットかながわと教育委員会が協定を締結して、それぞれの役割分担を決めているそうです。

外国人集住地域の中でも
協働がうまくいって地域だと感じました。

福島県を振り返ると
外国人散在地域でありながら
地域性を考慮して
全県に7校特別枠を設けた高校があります。

受験内容も
特別枠の受験生向けに
各高校の先生が基礎学力を判定する学力試験(数学 ・英語など)を作成し、その他
作文・面接での受験です。

進学後も
高校によっては
卒業までにN2取得を目指して伴走してくれる学校もあります。

少数だからこそ個人に
目を向けられる良さもあるようです。